ブレンドハーブティーはなぜおいしい?素材の組み合わせから考えるブレンドの魅力
ハーブティーの原材料欄を見て、「どうして、こんなに多くの素材を組み合わせるのだろう」と思ったことはありませんか。
一つのハーブをそのまま味わうお茶には、素材の個性が分かりやすい魅力があります。一方、ブレンドハーブティーには、香り、酸味、清涼感、色、飲んだあとの余韻など、異なる特徴を一杯の中でつなぐ面白さがあります。
ただし、素材を増やせば、おいしくなるわけではありません。主役になる香りは何か。最初の一口をどのように感じ、飲み終わったあとに何を残したいか。それぞれの素材の強さや重なり方を考えることで、単一素材とは異なる一杯になります。
今回は、「素材を混ぜただけ」ではないブランドハーブティーの魅力について、味と香りの組み合わせから考えます!

ブレンドは、素材の数ではなく「関係」をつくるもの
料理を思い浮かべると、ブレンドの考え方が少し分かりやすくなります。
酸味のあるものへ香りを重ねたり、力強い味へ穏やかな味を合わせたりすると、一つひとつを別々に口にしたときとは違う印象になります。ハーブティーも同じように、各素材の特徴が互いに目立たせ合ったり、強さを和らげたりします。
大切なのは、すべての素材を同じ強さで感じさせることではありません。ある素材が最初に香り、別の素材が味の中心を支え、さらに別の素材が飲み終わりの印象を整える。役割が違うからこそ、一杯としてまとまりが生まれます。
ブレンドとは、個性を消して均一にすることではなく、それぞれの個性が一杯の中でどのようにつながるかを考えることなのです。
一杯の印象は、香り・味・余韻の重なりで決まる
私たちが飲み物を「おいしい」と感じるとき、舌で感じる味だけを受け取っているわけではありません。カップへ顔を近づけたときの香り、口に含んだときの味、温度、口当たり、飲み込んだあとの香りや余韻などが重なっています。
ブレンドハーブティーを考えるときは、次のように時間の流れに沿って見ることができます。
最初に届く香り
お湯を注いだときや、カップを口元へ運んだときに感じる香りです。柑橘を思わせる香り、ミントのような清涼感、花や葉の穏やかな香りなどが、その一杯の第一印象をつくります。
口に含んだときの味わい
酸味、苦味、渋味、甘みを思わせる印象などが組み合わさり、飲みごたえが生まれます。香りが華やかでも、味の中心が弱ければ軽く感じることがあります。反対に、味が強すぎると、一部の素材だけが前へ出る場合があります。
飲んだあとの余韻
口の中に残る爽やかさ、穏やかな苦味、酸味の輪郭などです。飲み始めと飲み終わりに変化があると、次の一口へ自然に手が伸びるような奥行きが生まれます。
このように、一杯の中には小さな順序があります。ブレンドでは、その順序が途切れずにつながるように、素材と配合を考えます。

組み合わせることで、風味の感じ方は変わる
実践女子大学で行われた研究では、ペパーミント、スペアミント、レモングラスを単独または複数で組み合わせて、その香り、味、総合評価を比較しています。その結果、3種類を組み合わせた試料が、単一素材や2種類の組み合わせより高く評価されました。
これは、「3種類なら必ずおいしい」「多く混ぜるほど優れている」ということではありません。また、対象となった素材、量、抽出条件、評価した人によって結果は変わりました。
しかし一方で、組み合わせによって香りや味の印象が変わり、一つの素材だけでは生まれない味が魅力的に感じる人が多かったのです。
ブレンドティーの魅力は、柑橘、レモングラス、ミントの清涼感、花、土を思わせる複数の香りや風味の特徴とその強さから説明できるのです。

PONO SURU BLENDは、6つの素材をどうつないでいるか
私たちのお届けしているPONO SURU BLENDには、レモングラス、スペアミント、オレンジピール、レモンバーム、GABA茶、ハイビスカスの6つの素材を使用しています。
レモングラスとオレンジピールは、柑橘を思わせる明るい香りの流れをつくります。そこへスペアミントの爽やかな印象が重なり、香りをすっきりと感じやすくします。レモンバームは、同じ柑橘系の方向を持ちながら、葉らしい穏やかさを添えます。
GABA茶は、ハーブだけで構成するのとは異なる、お茶らしい味の土台になります。ハイビスカスは、赤い色と酸味の輪郭を加えます。香りだけに寄りすぎず、口に含んだときと飲んだあとの印象までつなぐ役割を、それぞれの素材が分け合っています。
ここで紹介しているのは、病気や不調への効果ではなく、PONO SURUが一杯の風味をどのように捉えているかです。各素材の一般的な特徴が、完成したブレンドでそのまま同じ強さで現れるわけでもありません。配合と抽出によって、感じ方は変わります。
ブレンド開発の背景や、日常のどのような場面で飲んでほしいと考えたかは、「毎日を軽やかに過ごすために。PONO SURU BLENDに込めた想い」で紹介しています。

単一素材とブレンドは、どちらが優れているわけではない
単一素材のお茶は、その素材らしい香りや味を確かめやすいことが魅力です。今日はミントの爽やかさを楽しみたい、レモングラスの香りを素直に味わいたいという日には、選びやすいでしょう。
ブレンドは、複数の風味の間にある変化やまとまりを楽しめます。一つの香りだけが続くのではなく、飲み進める中で印象が移っていくところに魅力があります。
どちらが優れているかではなく、その日の気分や、どのような飲み方をしたいかで選ぶものです。ハーブティーの基本的な選び方については、「ハーブティーの効果と自分に合った選び方」でも紹介しています。

ブレンドの違いに気づく、3つの味わい方
原材料名を見ただけでは、完成した一杯の印象までは分かりません。実際に飲むときは、次の3つを意識してみてください。
1.飲む前の香りを確かめる
最初にどの素材を思わせる香りが届くかを確かめます。名前を正しく当てる必要はありません。「明るい」「爽やか」「葉のような香り」など、自分の言葉で十分です。
2.最初の一口と、少し冷めたときを比べる
温度が変わると、感じやすい香りや味の印象も変わることがあります。熱いうちに決めつけず、ゆっくり飲み進めると、酸味や余韻に気づきやすくなります。
3.ホットと水出しで違いを見る
抽出方法が変われば、同じブレンドでも感じ方は同じとは限りません。ホットの香り立ちと、水出しの軽やかな印象を比べ、自分の好みや、その日の過ごし方に合う方を選んでみてください。

ハーブティーの価値は、素材の数だけでは測れません。価格や原料の違いを考える視点は、「ハーブティーはなぜ高い?麦茶や緑茶との違いから見える本当の価値」も参考になります。
まとめ|ブレンドは、違う個性を一杯の流れにする
ブレンドハーブティーは、複数の素材を一緒に入れただけの飲み物ではありません。
最初に届く香り、口に含んだときの味わい、飲んだあとの余韻。それぞれの場面で素材が異なる役割を持ち、互いの強さを生かしたり和らげたりすることで、一杯の流れがつくられます。
原材料名を見るときも、「何種類入っているか」だけでなく、「どのような印象をつなごうとしているのか」と考えてみると、ブレンドの見え方が少し変わります。
PONO SURU BLENDも、今の自分に向き合う時間を自然につくる一杯を目指し、日常的な飲みやすさを実現するために香り、爽やかさ、酸味、お茶らしい余韻の組み合わせにこだわっています。
まずは一口目の香りと、飲み終わったあとの印象を比べてみてください。自分が心地よいと感じる味わいを知ることも、自分に合う一杯を見つける楽しみにつながります!


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